浜田山の二世帯住宅

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竣工 |2026年
所在地 |東京都杉並区
用途 |二世帯住宅(長屋)
規模 |木造・地上2階
延床面積 |142.42㎡
設計 |hiro nakata atelier
協働設計 |MATOMA合同会社/嘉成龍
構造設計
|oha/長谷川理男
照明デザイン |DAISUKI LIGHT inc./大好真人・山本和菜
植栽デザイン |oriori/杉山芳里・久保沙織
プロダクト製作 |十てつ Nishimaski
施工 |株式会社リビングディ
photo |中村晃
Media |ekrea Parts
東京都杉並区の、駅から少し離れた閑静な住宅街に計画した二世帯住宅です。

本計画は、引き渡し時期が決まった状態で約1年前にスタートしました。
設計期間4か月、確認申請および見積調整に2か月、工期6か月という限られたスケジュールの中で、ご家族それぞれの暮らし方を丁寧に整理しながら計画を進めました。

現在のお住まいからスケールダウンする住み替えであることから、限られた敷地の中で法的な建築可能面積を最大限活用することが求められました。
1階はお父さま+猫が暮らす住まい、2階はご夫婦+お子さま2人が暮らす住まいとし、駐車場2台、駐輪場、猫と過ごせるテラス、庭など、多くの要望を盛り込みながら、将来的には賃貸利用も可能な長屋形式の二世帯住宅としています。

デザイン面では、「箱型」「ミッドセンチュリー」「構造体を見せない」という要望を出発点としました。
建物全体をひとつの大きな塊として捉え、そこから削り出したようなボリューム構成を検討しました。
外観は3つの箱を少しずつずらしながら重ねることで、庭・アプローチ・駐車場を緩やかに分けつつ、街並みに寄り添うスケール感をつくり出しました。
また、アプローチの敷石と裏庭のレンガには、以前の住まいで使われていたものを移設し、新しい住まいの中にこれまでの暮らしの記憶を引き継いでいます。

1階は家族が集まる場として大きなLDKを中心に計画し、多様な家具レイアウトに対応できる余白を確保しています。
また、窓辺には外部とのつながりを感じられる居場所を設けました。
一方の住まいのエントランスにはR壁を設け、上部からの光を柔らかく取り込みながら内部へと導いています。
2階は中央の大開口を中心に各居場所の天井高さに変化を与え、それぞれの場所に異なる居心地と広がりをもたせました。
前面道路を挟んだマンションとの対向条件を踏まえ、南側へ大きく開く計画としています。

都内の住宅地でありながらも過度に閉じることなく、街との緩やかな関係性をつくりながら、光や空を取り込む住まいを目指しています。